そんなチャラついたアーカイヴブームが巻き起こるずっと前から、その言葉の持つ重要性を認識し、ヴィンテージアイテムの収集・販売をしてきたのが東京を拠点にするライラ(LAILA)だ。YVES SAINT LAURENT RIVE GAUCHEから、MAISON MARTIN MARGIELA、HELMUT LANG、RAF SIMONSに至るまで、そこにはファッションにまつわる膨大な近代史が凝縮されている。日本において、ライラよりも会社規模の大きいファッション関連会社は星の数ほどあるかもしれないが、世界のファッションシーンに与えている影響力でいえば、ライラを超えることが出来る会社は某C社くらいだろうか。