TOP ¥42,000, TROUSERS ¥48,000 BY DIESEL BLACK GOLD (DIESEL JAPAN)
JACKET ¥246,000, JUMPSUIT ¥290,000 BY RICK OWENS (EASTLAND)
2008年のデビュー以来、K-POPグループの代表格として、常に音楽シーンの先頭を走ってきた2PM。現在の6人編成での活動を休止する彼らにとって、2016年は正に集大成の一年だった。4月にリリースした5枚目のアルバム『GALAXY OF 2PM』が国内ランキングのトップを飾り、全国5都市15公演を開催したアリーナツアーと、そして記念すべき日本での単独100公演目となった東京ドームのライヴは、チケット完売となった。
2015年にリリースしたソロシングル『R.O.S.E』は、作詞・作曲は勿論、カバーデザインや衣装に至るまで、彼自身がセルフプロデュースした意欲作だった。ウヨンはソロシングルの制作にあたり、これまで向き合ってきた“順位”や“動員数”と同じくらい真剣に、今度は自分の“好奇心”と正面から向き合おうとしたのだ。そして、ソロアーティストとしてのアイデンティティを構築するのに、まず自分の好奇心を刺激するものを探し始めた。「アートが好きなので、若手から大御所まで様々なアーティストの作品集を集めました。優れた作品に出会って、表現の欲求が自然と生まれてきたんです」。多様な表現の在り方に触発されたウヨンは、ソロシングルの制作において、自分の内から沸き上がるものをありのまま表現しようと試みた。「ソロ活動では制限を設けずに、様々なことに挑戦したいと思っています。あらゆる可能性に対してオープンでいたいのです」。こうして完成したのが、ファンキーなポップチューン『R.O.S.E』、美しいピアノの旋律に乗せたバラード『HAPPY BIRTHDAY』、ムーディなミディアムチューン『COCKTAIL』、そして憂いを帯びたスローナンバー『I KNOW YOUR SHIRTS』。それぞれが独自の色で輝く4曲だった。ウヨンはソロシングルの制作を通して自分の“好奇心”と真摯に向き合い、アーティストとしての“表現力”という新たな成長のベクトルを見出したのである。
前作から2年、新作ミニアルバム制作の真っ最中にあるウヨンのスケジュールの間隙を縫って、本誌の撮影は行われた。本人の提案により、新作の世界観とリンクした「カラフル」をテーマに撮影は構成された。赤、青、黄、桃など、色とりどりの光に照らされながら、ウヨンが颯爽とコレクションブランドの最新ルックを着こなしていく。「前作を発表してから、ソロアーティストとして多くのステージに立ち、そして多くの新しい出会いを経験したことで、自分という“色”がより豊かになったように感じます」。このように彼が成長の手応えを感じているのは、前作発表以降も個人としてのアウトプットを積極的に続けてきたことの成果だろう。『GALAXY OF 2PM』に収録されている、ウヨンがプロデュースを手掛けた楽曲『想像してみて』は、複雑なビートの構成と軽快なヴォーカルが融合した新感覚のダンスチューンだった。この楽曲に象徴されるような、より多方面に広がる彼の音楽性に触れると、最新作『PARTY SHOTS』への期待は益々高まる。「今、自分が持っているエネルギーを、ステージの上で思う存分に表現するための曲。そんな爆発的でダイナミックな曲を作りたいと考えています」。絶賛制作中ということで、音源を聴くことは叶わなかったが、ウヨンの言葉からは最新作に懸ける、みなぎる表現の欲求がこれでもかというほどに伝わってきた。
HAIR&MAKEUP YANGYANG SALON.
STUDIO ASSISTANTS MADOKA YAMASHIRO, RYUJI HATADE, SAKI IZUMIDA AT IINO MEDIAPRO.
MODEL WOOYOUNG AT JYP ENTERTAINMENT.
SPECIAL THANKS TO HITOSHI NAKANE AT IINO MEDIAPRO.