WOOYOUNG FROM 2PM

未来に広がる無限の可能性に身を委ねる。
PHOTOGRAPHY MONIKA MOGI
FASHION EDITOR MASAHIRO NAKAJIMA
INTERVIEW TEXT NAOKI KOTAKA
WOOYOUNG FROM 2PM 1

JACKET ¥408,000, SHIRT ¥179,000, TROUSERS ¥122,000, CHOKER ¥60,000 BY LOUIS VUITTON (LOUIS VUITTON CLIENT SERVICE)


WOOYOUNG FROM 2PM 2

BLOUSON ¥895,000, TROUSERS ¥135,000, SCARF ¥15,000 BY GUCCI (GUCCI JAPAN)


WOOYOUNG FROM 2PM 3


WOOYOUNG FROM 2PM 4

COAT ¥326,000, SHIRT ¥74,000, TROUSERS ¥74,000 BY PRADA (PRADA JAPAN CUSTOMER RELATIONS)


WOOYOUNG FROM 2PM 5

BLOUSON ¥330,000, TROUSERS ¥130,000 BY DIOR HOMME (CHRISTIAN DIOR)


WOOYOUNG FROM 2PM 6

TOP ¥75,000, TROUSERS ¥130,000, BELT ¥38,000 BY GIORGIO ARMANI (GIORGIO ARMANI JAPAN)


WOOYOUNG FROM 2PM 7

SHIRT ¥69,000, TROUSERS, BELT ¥155,000 BY LOEWE (LOEWE JAPAN CUSTOMER SERVICE)


WOOYOUNG FROM 2PM 8

SUIT ¥435,000, SHIRT ¥85,000, BOW TIE ¥24,000, SHOES ¥85,000 BY SAINT LAURENT BY ANTHONY VACCARELLO (YVES SAINT LAURENT)


WOOYOUNG FROM 2PM 9

JACKET ¥230,000, TROUSERS ¥88,000, SHOES ¥94,000 BY EMPORIO ARMANI (GIORGIO ARMANI JAPAN)


WOOYOUNG FROM 2PM 10

TOP ¥42,000, TROUSERS ¥48,000 BY DIESEL BLACK GOLD (DIESEL JAPAN)


WOOYOUNG FROM 2PM 11

JACKET ¥246,000, JUMPSUIT ¥290,000 BY RICK OWENS (EASTLAND)


2008年のデビュー以来、K-POPグループの代表格として、常に音楽シーンの先頭を走ってきた2PM。現在の6人編成での活動を休止する彼らにとって、2016年は正に集大成の一年だった。4月にリリースした5枚目のアルバム『GALAXY OF 2PM』が国内ランキングのトップを飾り、全国5都市15公演を開催したアリーナツアーと、そして記念すべき日本での単独100公演目となった東京ドームのライヴは、チケット完売となった。

これらの成功は、2PMのリードシンガーを務めるウヨンにとても喜ばしい出来事であり、「ランキング1位」や「アリーナツアー全公演完売」など、デビュー当時から仲間と追い掛けてきた目標の達成でもあった。しかし「もっと大きな舞台で」「もっと多くの観客を」、そう必死になって挑戦を続けてきたウヨンも、何時からか、更なる成功の追求を困難に感じるようになった。「アーティストとして、人気は頂点に達してしまったのではないか……? いいや、更なる高みが存在しているに違いない……。だとしたら、その舞台に自分は辿り着けるのだろうか……?」。そんな葛藤に苛まれるようになったのだ。

しばしば、人気アイドルというのは「最高の結果を最短で叩き出すこと」を求められる。しかし、ウヨンはキャリアを重ねるにつれて、優れた結果を継続すること、つまりは丁寧に息の長い活動を続けることこそが、アーティストとしての理想の生き方だと考えるようになったのだ。2015年から再開したソロ活動は、ウヨンが“順位”や“動員数”とは異なる成長のベクトルを見付けるのに一役買うことになった。

2015年にリリースしたソロシングル『R.O.S.E』は、作詞・作曲は勿論、カバーデザインや衣装に至るまで、彼自身がセルフプロデュースした意欲作だった。ウヨンはソロシングルの制作にあたり、これまで向き合ってきた“順位”や“動員数”と同じくらい真剣に、今度は自分の“好奇心”と正面から向き合おうとしたのだ。そして、ソロアーティストとしてのアイデンティティを構築するのに、まず自分の好奇心を刺激するものを探し始めた。「アートが好きなので、若手から大御所まで様々なアーティストの作品集を集めました。優れた作品に出会って、表現の欲求が自然と生まれてきたんです」。多様な表現の在り方に触発されたウヨンは、ソロシングルの制作において、自分の内から沸き上がるものをありのまま表現しようと試みた。「ソロ活動では制限を設けずに、様々なことに挑戦したいと思っています。あらゆる可能性に対してオープンでいたいのです」。こうして完成したのが、ファンキーなポップチューン『R.O.S.E』、美しいピアノの旋律に乗せたバラード『HAPPY BIRTHDAY』、ムーディなミディアムチューン『COCKTAIL』、そして憂いを帯びたスローナンバー『I KNOW YOUR SHIRTS』。それぞれが独自の色で輝く4曲だった。ウヨンはソロシングルの制作を通して自分の“好奇心”と真摯に向き合い、アーティストとしての“表現力”という新たな成長のベクトルを見出したのである。

前作から2年、新作ミニアルバム制作の真っ最中にあるウヨンのスケジュールの間隙を縫って、本誌の撮影は行われた。本人の提案により、新作の世界観とリンクした「カラフル」をテーマに撮影は構成された。赤、青、黄、桃など、色とりどりの光に照らされながら、ウヨンが颯爽とコレクションブランドの最新ルックを着こなしていく。「前作を発表してから、ソロアーティストとして多くのステージに立ち、そして多くの新しい出会いを経験したことで、自分という“色”がより豊かになったように感じます」。このように彼が成長の手応えを感じているのは、前作発表以降も個人としてのアウトプットを積極的に続けてきたことの成果だろう。『GALAXY OF 2PM』に収録されている、ウヨンがプロデュースを手掛けた楽曲『想像してみて』は、複雑なビートの構成と軽快なヴォーカルが融合した新感覚のダンスチューンだった。この楽曲に象徴されるような、より多方面に広がる彼の音楽性に触れると、最新作『PARTY SHOTS』への期待は益々高まる。「今、自分が持っているエネルギーを、ステージの上で思う存分に表現するための曲。そんな爆発的でダイナミックな曲を作りたいと考えています」。絶賛制作中ということで、音源を聴くことは叶わなかったが、ウヨンの言葉からは最新作に懸ける、みなぎる表現の欲求がこれでもかというほどに伝わってきた。

インタビューの最後に、創作の糧になっているものは何か、尋ねてみた。「自分は正しい場所に向かっているのか。そう、未来について漠然と不安を抱えるよりも、自分が信じた道を歩いて行った先に待っているであろう、素晴らしい出会いに期待したいのです。何もない、まっさらな道を歩いて行くのは怖くもあるのですが、同時に、見たことのない新しい風景を想像することは、とてつもなくエキサイティングなことだと思うのです」。きっと、これから先もウヨンが表現することを止めることはないだろう。何故なら、未来に広がる無限の可能性に身を委ねることこそが、彼がアーティストとして生きる醍醐味なのだから。

PARTY SHOTS / WOOYOUNG (FROM 2PM)


HAIR&MAKEUP YANGYANG SALON.
STUDIO ASSISTANTS MADOKA YAMASHIRO, RYUJI HATADE, SAKI IZUMIDA AT IINO MEDIAPRO.
MODEL WOOYOUNG AT JYP ENTERTAINMENT.
SPECIAL THANKS TO HITOSHI NAKANE AT IINO MEDIAPRO.